オーストラリア検疫検査局ニュース 2008年 
                                                   
12月24日2008年 検疫検査局とバイオセキュリティー庁の統合案 
  オーストラリアのバイオセキュリティー・システムの大幅な見直しの一環として、検疫検査局(AQIS: Australian Quarantine Service)とバイオセキュリティー・オーストラリア(Biosecurity Australia)が統合する。 
  これは連邦政府のトニー・バーク農林水産相が、今年初め前環境長官であったロジャー・ビール氏にオーストラリアの検疫体制の見直しを依頼し、その報告書(The Beale Review )が今回連邦政府によって発表された。 今回のAQIS統合はこの報告者の中で推薦事項として挙げた84項の中のひとつである。 そして、専門家からなる新しいカウンシルが成立され、検疫を管轄する部署を監視する権限が与えられる。 また推薦事項になかには、現行の検疫法(Quarantine Act 1908)を新しいバイオセキュリティー法(Biosecurity Act)に変更することも明記されている。 
  同報告書では、新しく統合されるバイオキュリティー庁(局)には、政府がITシステムなどの改修にに2億2,500万ドルを支援し、その後年間2億6,000万ドルを税金や諸料金などの収入でまかなってくとしている。 バーク農林水産相は、「バイオセキュリティー対策の向上には、農家のひとたちにも協力をお願いしたい。 それによって諸料金の見直しが行なわれるのも事実である」と語った。  

* Biosecurity Australia: オーストラリア政府農林水産省に属する機関で、オーストラリアに入ってくる動植物に関する検査制度、及びこれを統括する政策庁。

(Source: ABC, 18/12/08 "AQIS and Biosecurity to merge")
12月24日2008年 オーストラリア産トマトを一時輸入禁止に − ニュージーランド
 ニュージーランド政府は、ミバエの燻蒸消毒に使用する化学薬品ジメトエート(Dimethoate)の形跡が見当たらないことから、すべてのオーストラリア産トマトの輸入を禁止した。 
  国営放送局のABCは、トマト業界はオーストラリア検疫検査局(AQIS)と協力して解決策を講じるとし、AQISはニュージーランド当局の報告書を出来るだけ早く入手して検討すると報道した。 AQISは、なぜニュージーランド・バイオセキュリティ庁(MAFBNZ: Ministry of Agriculture and Forestry Biosecurity New Zealand)がジメトエートが検出できなかったのかは不明としている。 オーストラリア産トマトの主な輸出時期は、ニュージーランド産トマトが少なくなる4月から10月である。 (Source: LLDCN, 18/12/08 "NZ bans Australian tomatoes")
11月19日2008年 フィリピン産バナナの輸入解禁に1歩近づく − 豪農林水産省

  オーストラリアはフィリピン産のバナナの輸入解禁に一歩近づいた。 バイオセキュリティー・オーストラリアは、フィリピン産のカベンジシュ・バナナ (Cavendish Bananas)に対する輸入リスク評価の最終報告書を発表した。 それによると、もしフィリピンが7つの害虫や病気に対するリスク管理の対策を満たせば、オーストラリアへのバナナの輸出が可能になるとしている。 
  北クイーンズランド州のバナナ生産者のパトリック・リーヒー氏は、「もし、バナナの輸入が認められれば、我々のバナナ生産コストに打撃を与える。 フィリピンが今回の条件をすべて満たすことが出来ると思わないが、もしそうなれば、フィリピンのバナナ輸出業者はコストを無視し、低価格でオーストラリア市場に参入し、我々オーストラリアの生産者を廃業に追い込むようになる」と話した。 

* バイオセキュリティー・オーストラリア: オーストラリアの農水産省に属する機関で、オーストラリアに入ってくる動植物に関する検査制度及び、これを統括する政策庁。

(Source: ABC, 13/11/08 "Quarantine report opens door for Filipino banana imports")

11月12日2008年 豪州から米国向けコンテナーの規則 − 豪検疫検査局
  オーストラリアから到着した貨物コンテナーの外側にカタツムリ(Microxeromagna armillata)が発見されたことから、アメリカ農務省(USDA)の動植物調査局(APHIS)は農産物の輸出手順となるHorticulture Exports Program (HEP)を発表した。 それにより、オーストラリア検疫検査局(AQIS)は次のような指示を行なった。

* 貨物をコンテナー内に積み込む前に、すべてのコンテナーの検査を行なわなければならない。
* コンテナーは常に清潔に保たれ、害虫、土、わら、種、動物の残渣がないことを確認する。

  アメリカ向けのすべての輸出貨物は、貨物を入れる包装材やコンテナーも含めて害虫がいないことを確認する必要がある。 貨物がアメリカに到着した際の検査で、禁止された生きた害虫が発見されれば、輸入が許可される前に、害虫の駆除が義務付けられる。 もし、駆除するための適切な処理方法がなければ、貨物は荷主の経費により、廃棄か輸出国に返送される。 (Source: AQIS, 30/10/08 "Horticulture - Snail interceptions on containers to the USA")
10月01日2008年 輸入許可書発行作業に遅れ、輸入業者に電話をするな−豪検疫検査局
  日刊経済紙オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー紙は、オーストラリア検疫検査局(AQIS)の人手不足により、輸入植物と生体物質の作業に遅れが出ており、輸入業者に対し電話をしてこないようにと話している、と報道している。 AQISはすでに輸入業者たちに作業の遅れを通知しており、先月は貨物を受け取るまでに20日(営業日)以上掛かったと話している。 
  同紙はまた、輸入許可書を取得するのに長期間かかることは輸入業者をイライラさせ、海外に商品をオーダーすることが困難になるとしている。 AQISは8月に輸入業者や貨物業者に対し、経験のある職員の退職と、輸入許可書の申請数の増加が、作業の遅れの原因となっていると説明している。 (Source: LLDCN, 26/09/08 "Don't ring us, we'll ring you, AQIS tells importers ")
09月17日2008年 殻なし生クルマエビの輸入検査を変更 − 豪検疫検査局
  緊急家畜疾病水生評議委員会(Aquatic Consultative Committee on Emergency Animal Diseases)によるオーストラリアのクルマエビ養殖業者への調査で、オーストラリアに伝染性皮下造血器壊死症ウィルス( IHHNV:Infectious Hypodermal and Haematopoietic Necrosis Virus)が存在することが確認されたため、IHHNVに関してオーストラリアのAnimal health statusを変更することになった。 
  オーストラリアに輸入される動植物の検査制度、及びそれを統括する政策庁のBiosecurity Australia (BA) は検疫検査局に対し、9月11日以降輸入されるクルマエビに関して、現在暫定的に実施されているIHHNVの検査を中止することを指導した。 しかし、エビホワイトスポット病ウイルス(white spot syndrome virus)とイエローヘッド・ウィルス(YHV:Yellowhead Virus )の検査は今後も実施される。 9月11日以降、輸入クルマエビにIHHNVが発見されても、white spot syndrome virusとYHVが発見されなけば、輸入が認められることになる。 (Source: AQIS, Public Quarantine Alert PQA0579, "Change in Australia’s IHHNV Health Status and Import Testing Requirements for Uncooked Peeled Prawns")
09月03日2008年 輸入許可書の発行手続きに遅れ − 豪検疫検査局
  オーストラリア検疫検査局(AQIS)はこの数ヶ月間、生物の輸入や植物検疫に対する新規の輸入許可書や既存の許可書の更新の作業時間が増え、影響が出ていると発表した。 作業の遅れの理由としては以下の要因があるとしている。

* 検疫作業の熟練スタッフの退職。
* 新規輸入許可書の申請件数の増加。
* AQISの検疫検査基準が変更となり、厳格な「検疫法1908」の検査が適用され、輸入許可書の更新に対し検査の時間がかかっている。
* 一部の複雑な申請に関しては、Biosecurity Australiaに科学的な助言を求める必要がある。

  AQISとしては、この問題を解決するために、許可書の発行するスタッフや顧客へのアドバイスをするスタッフの増員を行なうが、まだまだ時間がかかるとしている。 そして現在、輸入許可書の更新には20日間以上必要で、更新の申請は出来るだけ早く行なうように呼びかけている。 詳しくは、AQISのウェブサイトhttp://www.daffa.gov.au/aqis/import/applicationを参照。 (Source: AQIS, Notice to Industry 8/2008-09, "Delays in AQIS Import Permit Issuing")
08月27日2008年 中古機械の輸入許可書申請手続きが変更 − 豪検疫検査局
  オーストラリア検疫検査局(AQIS)は輸入中古機械に対する検疫リスクを見直し、現在行なわれている手続きが簡素化される”ePermit facility”での申請受付が不適切であると判断した。 
  これにより、輸入される中古機械の輸入許可書の申請は、オンラインで正式に申請を行なう”eLodgement facility”によるか、Machinery and Military National Coordination Centre (M&M NCC)に実際に申請書類を提出することが義務づけられた。 (Source: AQIS, Public Quarantine Alert PQA0575, "Changes to Import Permit application processing for used machinery")
08月06日2008年 豪検疫検査局が食肉の輸出検査を変更 − ロシア輸入禁止問題

  ロシアがオーストラリアの4ヶ所の食肉加工場の製品を輸入禁止したことで、オーストラリア検疫検査局(AQIS)は、輸出される食肉のバクテリアの検査方法を変更することになった。 ロシアは、オーストラリア産牛肉とカンガルー肉のコンテナーから、AQISが現在検査していないバクテリアを検出したとしている。 しかし、AQISはロシアに対して、検出されたバクテリアは食中毒をおこすようなものではないと反論している。 
  AQISのマーク・シップ氏は、「我々はロシアのバクテリアの基準を知らなかった。 ほかの輸出先国である韓国も日本もだ。 ロシアが輸入時に食肉の検査を実施しているのは知っているが、それはほとんど残留農薬をターゲットにしたものである。 我々がロシアの微生物基準を知らないので、彼らの基準と我々の基準を比較するのは難しい。 輸入国はいつも基準を下回るような商品を消費者に届かないようにしているが、我々にとってはこれは非常に困難な状況である」と話した。 
  オーストラリア食肉産業カウンシルは、「多くの国が自国のバクテリアの基準を公表していない状況で、AQISがすべての国の基準を把握することは不可能である。 多くの国はバクテリアの基準値を貿易障壁として使っている」と語った。 (Source: ABC, 29/07/08 "AQIS changes to meat testing following Russia ban")

07月30日2008年 米国への切り花などに新たな植物検疫証明書の添付を義務付け

  オーストラリア農林水産省に属し動植物の検疫制度を担当するBiosecurity Australiaは、園芸作物の輸出に関して、果樹植物に大きな被害をもたらしている蛾の一種(Light Brown Apple Moth :LBAM)がいない事を証明する植物検疫証明書を新たに添付するように依頼するアメリカ農務省(USDA)の7月7日付けの手紙を受け取った。 
  USDAによると、この措置はカリフォルニアにおける、動物・植物健康検査サービスによるLBAMの撲滅プログラムの一環としてのもので、.LBAMが生息する国々からの切り花や青葉の植物が最も進入する危険度が高いとしている。 今回の新しい植物検疫証明書の添付は、2008年8月4日から開始され、オーストラリアから輸出される切り花、花輪、緑の草木などに適用される。 (Source: AQIS,Export Industry Advice Notices , 24/07/08 "Horticulture Export Program - USA - Cut flowers & foliage phytosanitary requirements")

06月25日2008年 ワイン製造用の樽や桶に輸入許可書が必要に − 豪検疫検査局
  オーストラリア検疫検査局(AQIS)は、2008年9月28日から、ワイン樽とワイン製造に使われる道具の輸入条件が変更になると発表した。 変更内容は、ワイン樽、タンク、醸造に使用する桶を輸入する際には事前の輸入許可書が必要になり、輸入時に製造業者の正式な申告書や植物検疫証明書がなければ、強制的に検疫処理を行なうことになる。 今回の輸入条件の変更は、商業目的だけでなく、非商業目的に輸入されるものも対象となる。 輸入許可書の申請はAQISのウェブサイトwww.daffa.gov.au/aqis/import/application/forms/agricultural-productsを参照。(Source: AQIS, Public Quarantine Alert PQA0559 "New Import conditions for Wine barrels and associated wine making materials")
06月18日2008年 冷凍アガリクス茸の輸入を禁止 − 豪検疫検査局
  オーストラリア検疫検査局(AQIS)は、ニュージーランド以外のすべての国からの冷凍アガリクス茸(Agaricus mushrooms)の輸入を一時禁止することを発表した。 実施は2008年7月1日からで、これ以降の輸入は認められなくなる。 この件についての問い合わせは、AQIS Plant Quarantine Program (メールアドレスplantquar@aqis.gov.au)まで。 (Source: AQIS, Public Quarantine Alert PQA0560, "Revised conditions for frozen Agaricus mushroom imports into Australia")
04月23日2008年 韓国と検疫手続きの簡素化を協議する覚書に署名 − 豪農業相
  連邦政府は、「オーストラリアと韓国が、重大な病気の発生の危険性を軽減するために、お互いの検疫情報や手続きを共有することになった」と発表した。 
  トニー・バーク農業相は、「今回の合意は私が韓国を訪問した際に署名した。 今回の合意は韓国へのオーストラリア産動物製品の輸出に対する重要性を示すものである。 動物の健康や検疫について2ヶ国協議が開始されることになり、定期的な協議がオーストラリアと韓国で開催される」と話した。 
  バーク農業相と韓国のChung Woon-chun農業相が署名した今回の覚書は、両国にとって同等の検疫手続きの道が開けることになる。 韓国はオーストラリアの牛肉業界にとって第3番目に大きなマーケットで、酪農製品にとっても重要なマーケットである。 今回の合意により両国が世界最高の検疫基準を築き上げて、韓国への生体家畜の輸出促進の助けになり、オーストラリアの重要な産業の景気上昇につながる。 
  最近、オーストラリア検疫検査局(AQIS)は、ダニに感染した牛をニューカレドニアに輸出したスキャンダルで揺れており、同局では原因は書類上の不具合であったとしている。 また、バーク農業相はアメリカと自由貿易協定(FTA)に署名した韓国対し、オーストラリアの貿易が不利になるとして、オーストラリアとのFTAの協議を促している。 (Source: LLDCN, 17/04/08 "Burke to soften AQIS on South Korea")
03月26日2008年 英国からの酪農製品の輸入禁止が解除 − 豪検疫検査局
  英国が2007年7月に発生した口蹄疫(FMD: Foot and Mouth Disease)が根絶されてとして、非汚染地域の地位を再び獲得した。 これによって、英国からの酪農製品などは輸入条件C9288が適用され、輸入許可書を申請した輸入業者には許可が出る。 しかし、FMDの発生当時に申請され、拒否された申請書は再審査することはなく、輸入業者によって新規の申請書が必要となる。 FMDの発生当時に英国で生産された一部の酪農製品は引き続き輸入禁止になる可能性があり、輸入に適する製品かどうかは、申請書を見て判断する。 詳しくは検疫検査局のDairy Products and the Recognition of the United Kingdom as a Country free from Foot and Mouth Diseaseをクリック。 (Source: AQIS, Public Quarantine Alert PQA0549, "Dairy Products and the Reinstatement of the United Kingdom as a Country free from Foot and Mouth Disease")
03月19日2008年 動物のエサの輸入にも輸入許可書が必要 − 豪検疫検査局
  動物のエサになる動物、植物、微生物起源(軟体動物を含む)を輸入する際には、輸入許可書が必要である。 これには陸上動物や海洋動物のエサも含まれる。 
  オーストラリア検疫布告(Quarantine Proclamation)1998、32章に則り、これらのすべての動物のエサとなる動物、植物、微生物起源(軟体動物を含む)には輸入許可書が必要となる。 例えば、家畜のエサ、ペットフード、農業用や養殖用に使う抗生物質、アミノ酸セット、酵素もこの法律に従わなければならないとしている。 (Source: AQIS, Public Quarantine Alert PQA0203 "All animal baits of animal, plant or microbial origin (including molluscs) require an Import Permit")
03月19日2008年 豪検疫検査局のミスでニューカレドニアの6,000頭の牛を処分

   ニューカレドニア政府は、「オーストラリア検疫検査局(AQIS)のミスにより、少なくとも6,000頭の牛を殺さなければならない」と語った。 昨年の11月、誤ったダニ熱(Tick Fever)の処置をしたオーストラリアの牛をAQISが、ニューカレドニアへの輸出を許可した。 それらの牛には生ワクチンが接種されおり、それがニューカレドニアにいる牛に感染している。 
  フランス領畜産省のトップのジーン・ミシェル・ファビアー氏は、「今回の出来事で、ニューカレドニアがバベシア症(Babesiosis)の汚染地域ということになった。 大変深刻な問題である。 ニューカレドニアは、ダニはいるがダニ熱の病気がない世界で唯一の熱帯地域であった。 そしてバベシア症は、オーストラリアから牛を輸入して繁殖を行なっている業者に直接的な影響を与えている。 昨年12月オーストラリアから輸入された43頭の牛は、ニューカレドニアの17ヶ所の畜産業者に輸送されている。 この病気を撲滅する為には、輸入された牛や、それらと接触した動物を処分するなど、徹底した対策が必要となる。 当面、我々は17ヶ所の畜産業者にいる6,000頭の牛を対象にしている。 それに加えて、昨年12月18日に感染した牛がオーストラリアから到着して以来、それらの畜産業者がほかの畜産業者に牛を転売していないか調べる必要がある。 ニューカレドニアのダニが、オーストラリアから輸入されたダニ熱に感染した牛を刺すことによって感染し、そのダニがほかの動物を刺すことで感染が広がり、野生の動物にも感染していく。 我々の目標は、感染した地域が広がらないようにすることであるが、ニューカレドニア全域に感染する危険性が高い」と話した。 (Source: ABC, 13/03/08 "AQIS bungle will lead to 6,000 cattle slaughtered")

02月13日2008年 シメジの輸入は可、しかしブナシメジは禁止−豪検疫検査局
  オーストラリア検疫検査局は、生のホンシメジなどのシメジ属(Lyophyllum spp)はオーストラリアへの輸入が認めれられているが、輸入が禁止されているブナシメジなどのシロタモギタケ属(Hypsizygus spp)のキノコが、最近シメジ属として輸入の際に申告されていることを指摘した。 ブナシメジなどのシロタモギタケ属のキノコは、シメジ属のキノコと見た目は大変よく似ているが別種である。 木を枯らすキノコとして知られ、森林に被害を及ぼす危険性がある。 
  輸入業者は、輸出業者と連絡しオーストラリアに輸入が認められているキノコを出荷することを確認する義務がある。 シロタモギタケ属のキノコが、シメジ属の輸入許可書でオーストラリアに到着すれば、輸入は認められず、再輸出か輸入業者の経費負担で廃棄処分される。 (Source: AQIS, Public Quarantine Alert PQA0548 "Importation of fresh Lyophyllum spp. mushrooms")
02月06日2008年 生きた植物の輸入には、事前に輸入許可書の取得を−豪検疫検査局

  オーストラリア検疫検査局(AQIS)は、検疫規則「Quarantine Proclamation 1998、Section 63」の改定を行い、生きた植物において、事前の輸入許可書がなければ輸入を禁止するとした。 
  輸入業者は、輸入しようとする生きた植物すべてが輸入許可書に記載されていることを確認しなければならない。 また、輸入の条件として、すべての生きた植物には、属や種を含んだ植物学上の名前を書いた植物ラベル(Botanical labelling )の添付が必要となる。 この改定は即時発効され、オーストラリアに輸入しようとするすべての生きた植物(ラン科の組織培養で、輸入業者が携帯する場合を除く)において、有効な輸入許可書や植物ラベル(Botanical labelling )がなければ輸入は許可されず、再輸出か輸入業者の費用負担により廃棄されることになる。 (Source: AQIS Public Quarantine Alert  PQA0542, 30/01/08 "mportation of living plants")